作業風景
茶葉を触る手 茶葉

「釜炒り茶」の特徴

人間が作った肥料で育つ「改良種」。
茶の木には、本来肥料は不要です。

一般的なお茶農家が育てているのは「やぶきた」というお茶に代表される「改良種」がほとんど。浅いヒゲ根から肥料をぐんぐん吸収し茶葉を茂らせます。ですが、野生の茶の木は本来、肥料がなくとも7メートル以上にも育ちます。
自然の力でお茶の葉に蓄えた養分、いわば「大地の精」をいただく、それが日本人が昔から親しんできたお茶なのです。

  • 在来種のお茶
    茶葉

    戸高園には「無農薬無肥料」で育つ
    「在来種」のお茶の木が残っています。

    種から育つ「実生のお茶」(在来種)の他、樹齢50年以上の釜炒り茶用品種「やまなみ」など、個性豊かなお茶の茶葉を使用しています。

    「やぶきた」が主流になる以前は、日本各地にその土地土地に根差したお茶の木が存在し、地域や家ごとに自家用のお茶を作っていました。戦前の人々が飲んでいお茶は「在来種」という自然そのままのお茶だったのです。

  • 無農薬・無肥料
    「やぶきた」などの改良種は根が浅く収穫までにたくさんの窒素肥料を必要とする。「在来種」の根は深く改良種の10倍以上。その長い根で地中から栄養を吸収するため肥料は不要。 「やぶきた」などの改良種は根が浅く収穫までにたくさんの窒素肥料を必要とする。「在来種」の根は深く改良種の10倍以上。その長い根で地中から栄養を吸収するため肥料は不要。

    自然の力で百年以上生き続ける
    本来の茶の木は大地の精の化身です

    本来のお茶の木は肥料、農薬は不要です。
    茶の木というものは、本来、根っこが地中深く5mも伸び、石を溶かしながら地中のミネラル分を吸収して育つ山の木です。人間が手をかけなくても、お日様をたっぷり浴び、地中の栄養を吸い取ることで、たくましく育つ、根性のある茶木。農薬など必要ありません。

  • 美しい芳香
    茶葉の匂いを嗅ぐ男性

    一般のお茶では感じることのできない
    本物のお茶の香り

    戸高さんのお茶には職人技が凝縮されています。長年の勘で釜から茶葉を引き上げるタイミングを調整し、揉み作業の力加減も絶妙。お茶の味は力強い中にも優しさがあり、阿蘇の大自然からいただく茶葉のすっきりとした香りに釜香も加わり、なんともいえない美しい芳香がします。お茶を飲みこんだ後に喉の奥に広がる「香気」をぜひ感じてみてください。

  • ぬるくても美味
    緑茶

    釜炒り茶の飲み方。
    ぬるくても美味しいお茶

    葉がぐりぐりと丸まっている分「釜炒り茶」は「煎茶」に比べて、茶の味が出てくるまでに少し時間がかかりますが、ガラガラと煮立ったお湯で淹れても良し、水出ししてもよし。また熱いお茶を冷ました「ぬるい」お茶でも実はとろけるようなうま味のお茶になります。釜炒り茶は気軽に好きなように楽しめるお茶です。

商品のご紹介

  • 戸高園オリジナル 釜炒り茶(茶葉)
    戸高園オリジナル 釜炒り茶(茶葉)
    在来種の茶葉を使用した貴重な釜炒り茶。
    昔ながらの伝統製法による手作りのお茶です。
    喉の奥に感じる本物のお茶の香りをお楽しみください。
  • 戸高園オリジナル ほうじ茶(茶葉)
    戸高園オリジナル ほうじ茶(茶葉)
    「釜炒り茶」と同じく、職人技が凝縮された香り高い逸品。
    通常の2倍くらいの手間暇がかかっています。
  • 戸高園オリジナル 甘茶(ティーパック)
    戸高園オリジナル 甘茶(ティーパック)
    野生の「山アジサイ」の葉から作るお茶。糖質ゼロ、カロリーゼロですがとても甘みのある不思議なお茶。優しい味に癒されます。
  • 戸高園オリジナル 和紅茶(茶葉)
    戸高園オリジナル 和紅茶(茶葉)
    在来種の茶葉を発酵させて「紅茶」に仕上げました。